節分の2日、京都市上京区の廬山(ろざん)寺で、厄よけ開運を祈る「追儺式鬼法楽(ついなしきおにほうらく)」(鬼おどり)が披露された。
寺を開いた平安時代の高僧・良源(元三大師)が、鬼を追い払ったという故事にちなむ行事。
人間の煩悩を表す赤、青、黒の3匹の鬼が、周囲をにらみつけ、たいまつやおのなどを振りかざしながら、元三大師をまつるお堂へと進んだ。加持祈禱(きとう)の邪魔をしようとした鬼が、僧侶らの法力などによって追い払われると、見守った人たちから拍手が湧いた。
その後、境内で「鬼は外、福は内」のかけ声とともに豆や餅がまかれた。